最強の美白成分はどれか?
こんにちは、濃いシミを消したい!サイト運営者のみはくです(^^)
シミはできる前に予防をするのが正解なのですが、シミができてからでないとその必要性がわからないというか^^; シミができてからでは、もとに戻すのは時間もお金もかかりますので大変です。
シミができる前に、予防をすることをオススメします。しかし、シミができてしまった場合、美白化粧品でシミを薄くしたい時の成分はどのようなものがいいのか探ってみました。
シミ対策が期待できる最強の美白成分と言われるもの
「美白」するというのは、シミができてない状態の人がするお手入れのことです。美白とは、「今以上に肌が白くなること」や、「シミが消えること」ではないのですね。
そうなると私のようにシミ顔になった人は、「美白」するではなく「シミ取り」もしくは「シミを消す」になります。
しかし、美白化粧品というのは「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」というメラニン対策を行うことを言います。美白化粧品はシミ予防商品だと知った私は、愕然。゚(゚´Д`゚)゚。
このまま増え続けるシミと共にしなければならないのかと思ったら、メイクをしていても冴えない。
シミを完全に取るにはやはりシミ取りレーザー治療しかないのかと思いました。しかしこれも【痛み・費用・ダウンタイムなど術後のケア】が気になり踏み切れず。
そこで美白化粧品でもシミを薄くするものはないのかと調べたところ、ハイドロキノン成分がいいということがわかりました。その効果は美白効果が高い成分であるビタミンCなどに比べて10~100倍の効果があると言われています。
ところがです。ハイドロキノン成分は管理が難しいこと・副作用があるということもわかりました。
ハイドロキノン成分のデメリット
- 肌に浸透しづらく普通に塗っても肌の奥まで届かない
- 高濃度で配合すると刺激が強い
- 酸化しやすく、製品の安定性が悪い
- 高濃度のハイドロキノンを長期間使用で、白斑(はくはん)の懸念
- ハイドロキノンを付けた直後に紫外線を浴びてしまうと、シミを濃くさせてしまう可能性あり
- 肌の赤みや炎症が起こる
最強の美白成分であるハイドロキノンですが、美白成分が最強ならばデメリットも最強^^;
ハイドロキノンでシミを取りたいという人は、単体のハイドロキノンクリームとトレチノイン(ピーリング作用がある成分)を併用して使っている方が多いですね。
ハイドロキノンクリームも4%くらい配合されているもの+トレチノインの使用なので、かなりのリスクが((;゚Д゚))
過去今まで感じた事の無いレベルの物凄い強烈な痒み(かゆみ)と炎症(チリチリ感)があるようです。おまけに、これを最低でも2~3ヵ月は繰り返します。個人でするには危険すぎますね。
もしこの方法を取りたいならば、皮膚科の医師の指示に従ってでないと安心して行えません。
絶対にこんなことできない!!でも、シミを薄くしたい!。゚(゚´Д`゚)゚
そうは言ってもどうしてもシミを薄くしたい私は、さらにハイドロキノン配合の化粧品を探してみました。
このハイリスクを解決したハイドロキノン配合化粧品がありました。以下の商品です。
私は両方使ってみましたが、継続して使用したのはビーグレンでした。選んだ理由は顔全体に塗れるということです。私のシミはポツポツできているのではなく、広範囲に渡っていたため全体的に塗れるのが良かったということです。
ハイドロキノンクリームの塗れる範囲・ハイドロキノン濃度は以下のようになってます。
ビーグレン | アンプルール |
---|---|
「QuSome(キューソーム)化ハイドロキノン」成分 | 「新安定型ハイドロキノン」成分 |
ハイドロキノン濃度1.9% | ハイドロキノン濃度2.5% |
顔全体に塗れる | スポット専用使い |
ハイドロキノン濃度は5%を超えると、副作用のリスクが急激に上がるといわれています。厚生労働省ではハイドロキノン濃度は2%までを推奨しているようです。
注意点としては、ビーグレンもアンプルールのハイドロキノンも夜用のお手入れになります。ハイドロキノンは光や熱に弱いため、紫外線を浴びることで成分が変性・劣化するようです。
私は注意書きもよく読まず、朝もハイドロキノンを塗って外出していたため、顔が薄黒くなりビックリ!したのを覚えています。慌ててビーグレンにお問い合わせの電話をしたのを思い出しました。
薄黒くなったのは、皮膚ではなく、ハイドロキノンの成分が変性したためとのことでした。少し日にちが経つと薄黒い状態はなくなり安心しました。かなりのおっちょこちょいです^^;
また、できるだけライン使いをしたほうがいいです。何種類も顔に化粧品をつけるのは面倒なのですが、土台である肌そのものを改善しなければシミができにくくなる肌を作ることができないからです。
美白成分の種類
最強の美白成分(この場合はシミを薄くする)はハイドロキノンですが、厚生労働省が認めている(※医薬部外品)美白成分の種類とその成分がどこで働くかをまとめてみました。※医薬部外品・・・医薬部外品は医薬品ほどの強さではないけれど、効果・効能があるということが謳(うた)えます。
厚生労働省が認めている美白成分
- メラニン(シミの元)を作る物質を抑制
肌は紫外線を浴びると、肌の内部を守ろうとして、表皮細胞から「エンドセリン」などの物質が分泌されます。これらの物質がシミの元になるメラノサイトに「メラニン(シミの元)を作って、肌を守れ!」と指示を出します。
この一番最初の肌を守るという部分(皮膚内部が損傷しないようにシミを作る)の働きを邪魔する美白成分は以下のものがあります。
- カモミラET
- 花王が開発したハーブのカモミールから抽出した成分。メラニンを生成する細胞メラノサイトの増殖や活性化を抑えます。
- トラネキサム酸
- メラニン色素が生成されるのと、肌の炎症を抑える働きがあります。肝斑や肌荒れを改善する効果にも期待があります。
- t-シクロアミノ酸誘導体
- 資生堂が開発した美白成分で、情報伝達物質プロスタグランジを抑制し、メラニンの生成を抑える働きがあります。
- チロシナーゼの働きを抑える
次にメラニン(シミの元)が作られ始められ、「チロシナーゼ」という酸化酵素が働いて、すぐにメラニン色素(茶黒)へと変化します。
その茶黒く変換してしまう「チロシナーゼ」の働きを抑える美白成分は以下のものがあります。ほとんどの美白化粧品はこれらに該当します。
- ビタミンC誘導体
- リン酸型ビタミンCなど、ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの。抗酸化作用(ダメージを修復する)、新陳代謝(新しい細胞と入れ替わる)を促す作用、できてしまったメラニンを還元(元にもどす)して色素沈着を防ぐ作用などがあります。
- アルブチン
- もともとはコケモモから抽出された成分。アルブチンは「ハイドロキノン誘導体」と呼ばれることもあります。
- コウジ酸
- 味噌や醤油などの食品の麹(こうじ)由来の自然成分。
- エラグ酸
- 果物や野菜などに多く含まれ、イチゴ由来の成分。
- ルシノール
- 北欧のもみの木に含まれるせいぶんをヒントにして作られた成分。POLAの商標名で、正式名称は「4-n-ブチルレゾルシノール」。
- プラセンタエキス
- 胎盤から抽出された成分。
- マグノリグナン
- 植物に含まれる天然化合物をモデルにして作られた成分。
- トラネキサム酸
- 止血剤として使われている人工アミノ酸。もともとは止血剤・抗炎症剤として出血の予防・治療に用いられたトラネキサム酸を美白成分として開発したもの。
- チロシナーゼを減らす
メラニン色素(茶黒)に変換してしまうチロシナーゼ自体を減らします。
- リノール酸
- サフラワー油などの植物から抽出される。
厚生労働省が認めている美白成分(※医薬部外品)は以上ですが、必ずしもこれらの成分が自分に合っているかというとそうでないものもあります。効果のある美白化粧品を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
美白化粧品はどう選ぶ?
「シミ予防」で選ぶ場合と「できたシミ対策」では、美白化粧品の選び方は違ってきます。
「シミ予防」であれば、「美白成分」が含まれている化粧品を選びます。上述した「美白成分」が配合されているかチェックして下さい。「美白」もどきのような商品もあるので^^;
「できたシミ対策」には「美白成分」に加えてハイドロキノンなどの還元作用(もとに戻す)のあるものを選びます。そして、ピーリング化粧品もプラスすると効果的です。
ピーリング化粧品は「酸の働きで古い細胞を溶かすもの」「力を加えて物理的に剥がすもの」があります。ピーリングは、できてしまったメラニン色素がスムーズに排出できるように手助けをしてくれます。
ただし、肌が過敏になるので紫外線対策は万全にしなくてはなりません。どちらにしてもシミを増やさないためには、日焼け止めは必須ですね。
また、できるだけトライアルセットで試せる商品を選びましょう。人によって成分との相性があったり、効果の出方が違うので、そのほうがフトコロも期待外れ度も最小限で食い止められます^^;
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